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ジェットスター、旧型エンタメ画面廃止しWi-Fi導入

【ACT10日】   オーストラリアのLCC(格安航空会社)ジェットスターは、保有するボーイング787型機(ドリームライナー)11機すべてを、今後18か月にわたって全面的に客室改修する。最初の改修機は3月に香港から戻る予定で、乗客はすぐに大きな変化を実感することになる。

新しい座席の導入に伴い、ジェットスターは機内エンターテインメント用の座席背面スクリーンを廃止し、代わりに同社初となるWi-Fiを導入。乗客は自分のスマートフォンやタブレットでコンテンツを視聴できるようになる。新シートにはデバイスホルダー、USB-Cポートが2口、さらに高速充電(従来の15Wから60W)が備えられる。乗客はジェットスターのエンターテインメント・プラットフォームに接続してコンテンツをストリーミングすることも、Wi-Fiで直接ウェブサイトやアプリを利用することも可能だ。

Wi-Fiの料金については明かされていないが、現在エコノミークラスでは、事前に追加していない場合、機内で座席スクリーンのエンタメ利用に15ドルを支払う必要がある。

また、機内レイアウトも変更され、ビジネスクラスの座席数は21席から44席へと倍増する。カンタスのようなフルフラットシートはないものの、7インチのリクライニングとフットレストを備え、エコノミーより快適な仕様となる。エコノミー・ビジネス両クラスの新しい人間工学設計の座席はサイズ自体は変わらないが、クッション性が向上し「より快適」になるという。

LCCであるジェットスターのビジネスモデルでは、受託手荷物、機内食、エンターテインメントなどは有料オプションで、座席のみを希望する場合は最安値の基本運賃を選ぶことができる。

改修された787には、初めて乗務員専用の休憩用ベッド(6床)が設けられ、最大16時間の飛行が可能となる。ただし、具体的な新路線についての発表は控えられた。ジェットスターはすでに、メルボルン―スリランカ・コロンボ線を8月に就航させると発表しており、これは今年開始される6つの新路線のひとつだ。

現在、787はオーストラリアとタイ、ベトナム、日本、シンガポール、韓国を結んでいる。

ジェットスターは新型機の導入も進めている。2027年には、既存のA321LRより約1500km長い航続距離(約9.5時間)を持つエアバスA321XLRを12機受領する予定だ。XLRの導入により、改修済みの787をさらに長距離路線へ回す計画となっている。A321XLRにはエコノミー196席、ビジネス12席が設けられると明かし、ジェットスターとしては初めてナローボディ機にビジネスクラスを導入することになる。改修された787同様、XLRにもWi-Fiが搭載される。

カンタス航空はすでにA321XLRを導入しており、今後10年でボーイング737を段階的に置き換える計画だ。

今年、ジェットスターは6つの新路線を開設し、就航地は国内21都市、国際20都市と、過去最多となる。昨年は14路線を新たに追加していた。

新路線は以下の通り:
・デンパサール―サンシャインコースト(3月25日)
・デンパサール―アバロン(3月23日)
・アデレード―アバロン(3月26日)
・ブリスベン―ラロトンガ(5月18日)
・ブリスベン―クイーンズタウン(6月15日)
・メルボルン―コロンボ(8月25日)

これらにより、46万席以上が新たにネットワークに追加される。次の就航地を決める際には、人口動態、旅行需要、VFR(親族・友人訪問)需要、運航コスト、燃料消費量などを常に分析しているという。格安航空会社として、現地の物価や為替も重要な要素となる。

ジェットスターのトラベルディール専門家サラ・モートン氏によると、最安運賃を狙うなら、発売開始(通常10〜11か月前)直後の予約がベストだという。また、火曜や水曜など週末を避けた日程を選ぶのも、運賃を抑えるコツだとしている。

ソース:news.com.au – Jetstar ditches old entertainment screens and adds Wi-Fi in huge Boeing 787 makeover

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