キャンベラ - オーストラリアは致命的な影響を及ぼす鳥インフルエンザの治療に必要な薬をインドネシアに送り、支援する予定。ウイルスがインドネシアから世界規模の流行病へと拡大する恐れが強まっている。オーストラリアはインドネシアに、タミフルという抗ウイルス薬、用量1万分を供給することになる。インドネシアでは7月以来、鳥インフルエンザが原因で4人の死亡者が出ており、現在さらに2つの死亡ケースを調査中である。
国連はインドネシアに対し、早急に全被害地域の養鶏場の鳥を処理するよう要求している。現在鳥インフルエンザが原因と思われる22のケースが依然として調査中である。オーストラリアとアメリカは、この事態の影響を非常に懸念しており、11月に開催されるAPEC首脳会談でこの問題を取り上げる予定である。
オーストラリア政府は今週、被害国に旅行予定のオーストラリア人観光客に対し、大規模なウイルス感染の発生に備え必ず抗ウイルス薬を常備するように忠告した。トニー・アボット厚生相は、鳥インフルエンザが人間感染をするウイルスへと変異する場合に備え、政府はオーストラリアをウイルスから守るために必要な処置を行っている、と地域社会に対し安心するよう訴えた。
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