国際

ニュージーランド外務相、オーストラリアとの国家統合案を冷笑する

キャンベラ5日―超党派議会委員会が4日、オーストラリアとニュージーランドは国家統合を考慮すべきという提案をしたことに対し、Winston Peters(ウィンストン・ピーターズ)ニュージーランド外務相は、ニュージーランドにその気は無いと冷笑した。

下院における同委員会は、もともとオーストラリアとニュージーランドの法制度の調和の可能性を検討していたが、4日発表された報告書の中で、通貨の統合など、法制度だけではなく更に深い二国家間のつながりを提案し、一歩進んで、将来的には二国家間の統合までをも提案した。

ピーターズ外務相はABCテレビ局のLateline(レイトライン)番組で、ニュージーランドはオーストラリアと緊密な関係を持ちたいと希望しているが、決して国家統合をしたいとは思っていないと述べ、「ニュージーランドは1200マイル(1900キロ)もオーストラリアから離れており、この委員会の提案に、私が、そしてニュージーランド国民が賛成できない理由はこの距離と同じほどある」と語った。

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