領事館安全情報

在シドニー総領事館ニュースレター

1.領事業務関係

(1)1月の休館日のお知らせ

1月26日(金)はオーストラリアデイのため、休館となります。本年の休館日および開館時間についての詳細は、次のサイトを参照してください。

http://www.sydney.au.emb-japan.go.jp/Geninfo.htm

(2)在留届の提出

海外に3ヶ月以上滞在する邦人は、旅券法の規定により在留届けの提出が義務づけられています。在留届けは総領事館窓口に直接提出する他、遠隔地や来館する時間的余裕の無い方については、郵送やインターネットによって提出することができます。在留届けの内容に変更(住所や同居家族の変更)が生じた場合には「変更届」、帰国することになった場合には「帰国届」の提出についてもお忘れなく。在留届についての詳細は、次のサイトを参照してください。

http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/todoke/zairyu/index.html

(3)在外選挙人名簿登録

当館では在外選挙人名簿への登録手続をおこなっています。国会で在外選挙法改正案が可決、成立したことに伴い、本年実施が予定されている参議院議員の通常選挙から、従来の比例区に加え、選挙区選挙等についても投票できるようになります。

なお、在外選挙人名簿への登録には通常2~3ヵ月を必要としますので、登録されていない方は、早めに登録されるようご案内いたします。在学選挙についての詳細は、次のサイトを参照してください

http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/senkyo/index.html

(4)ニューカレドニアへの領事出張サービス実施報告

12月19日、ヌメア市内のパシフィックホテルのロビーにおいて、ニューカレドニアの在留邦人向けに旅券、証明書、戸籍、査証等の手続きを行いました。ニューカレドニアはシドニーから片道約2000Km(飛行機で3時間)離れていることもあり、事務手続きのためドニーまで来訪する時間の無い在留邦人からはとても喜ばれました。ニューカレドニアへは、本年3月にもう一度出張サービスを予定しています。

(5)ダーウィン(北部準州)への領事出張サービスの予定

日程については未定ですが、本年2月か3月に北部準州のダーウィンにおいて、領事出張サービスを実施することを予定しています。

(6)安全情報

(a)パスポートの盗難・紛失

パスポートを盗難されたり紛失したことにより、当館にパスポートの発給や帰国のための渡航書を申請に来る邦人は毎月10名を越えています。パスポートの盗難被害に遭うのは旅行者だけではなく、当地の事情に詳しい在留邦人も被害に遭っていますのでご注意が必要です。

「具体的な被害例」

(イ)日本人が多く集まる場所のレストラン、カフェやバー等で多くの事件が発生しています。

知人や友人と話に夢中になっている最中に、足下や椅子の上に置いておいたパスポート入りのバッグを盗まれた。友達と一緒だったため、安心して荷物を椅子の上において席を立った間にバッグを盗まれた。

(ロ)パブに入るための年齢証明書類としてパスポートを持っていったが、上着に入れたパスポートを紛失した(盗難された可能性も有)。

(ハ)暗闇で待ちかまえていた犯人にパスポート入りのバッグを強奪された。

(ニ)パスポートの入ったバッグを車に残し、車上ねらいの被害に遭った。

ちょっとした油断により、思わぬ被害に遭わないためにもパスポートの管理には十分な注意が必要です。使用目的によっては、NSW州の運転免許証やRTA発行のフォトカードがパスポートに代わる有効なIDとなります。

(b)自分の所持するパスポートについて知っていますか?

(イ)「自分のバスポートだから、無くしても(盗られても)また作れば良いと考えてはいませんか?」

パスポートは日本国政府に帰属する公文書であって個人の所有物ではありません。

(ロ)「無くしても(盗られても)すぐに発行されると考えてはいませんか?」

申請から発給までには時間がかかります。そのため、急に帰国や他国への旅行があっても、旅行を延期したり、中止せざるを得ないことになったりします。発給を受けるためには、警察への届出や日本から戸籍抄本/謄本を取り寄せる必要があり、パスポートを入手できるまでに1週間ほどの時間が必要となる場合もあります。パスポートの申請に要する書類の準備の他、10年用パスポートは190ドル、5年用は131ドルの発給手数料が必要となります。

(ハ)「無くしたパスポートが悪用される可能性のあることを知っていますか?」

盗難されたパスポートが偽造されたり、年格好の似た人物が所持者になりすまして不正入国を企てる可能性があります。不正使用者が入国を試みた国の入国管理局で、本来のパスポートの所持人が知らない間に氏名が「要注意リスト」に加えられている可能性があります。そうなれば自分に心当たりがなくても入国を拒否されたり、入国に長時間を要する可能性があります。

(c)NSWのフォトカードについて

NSWフォトカードは、NSW州の運転免許証や他の公的な写真付きIDを持っていない方が、身分を証明するために作ることができるカードです。このカードはNSW州の運転免許証と同様、日常の様々な場面で使用できるIDとして認められているものであり、例えば、国際郵便の受け取り、銀行口座の開設、酒、タバコ類の購入、酒類を置く施設への立ち入りといった際に使用できるものです。NSW州において公式なIDとして認められているのは、フォトカードの他に、NSW運転免許証、パスポートがあります。

NSWフォトカード申請には次の条件を満たすことが必要です。

(イ)NSWに居住(レジデント)していること

(ロ)16歳以上であること

(ハ)NSWの運転免許証を所持していないこと

(ニ)RTAの基準を満たしていること

フォトカードの詳細及び申請方法についての詳細は、次のサイトを参照してください。

http://www.rta.nsw.gov.au/

(c)ノーザンテリトリー(北部準州)における交通規則の強化

北部準州においては、交通事故死のリスクが高いことを背景として本年1月1日より交通規則が強化され、飲酒運転、スピード違反、シートベルト未着用、信号無視等の反則金が従来の2倍に引き上げられました。

北部準州における交通事故死の危険性は、オーストラリアの他の地域と比べて非常に高く(最大3倍)、先進国の中で最悪の状況にある。

交通事故死亡者の半数は飲酒運転によるものであり、また、事故死者(2000年以降)の半数はシートベルトを未着用であった。

北部準州の交通規則強化についての詳細は、次のサイトを参照してください。

http://www.saferroaduse.nt.gov.au/

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2.      文化行事

2月3日(土)15:00~19:30

ダーリングハーバー・アンフィシアターにおいて、シドニー日本クラブ主催による「夏祭り」が開かれます。舞台では様々なパフォーマンスが披露され、たこ焼きなどの屋台も出る予定ですので、皆様、ご家族・お友達と是非遊びにいらしてください。

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