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タウンスビル、オーストラリアのKKK拠点という中傷に激怒

ブリスベン21日-2004年11月に、クイーンズランド北部、Palm Island(パーム島)の警察監視施設で拘留中だった36歳のアボリジニ男性Mulrunji Doomadgee(ムルランジ・ドーマジー)さんが死亡した事件の判決公判が、20日、Townsville(タウンスビル)の最高裁判所で行われ、暴行と殺人の罪を問われていた巡査部長のChris Hurley(クリス・ハーレイ)被告に、無罪判決が言い渡された。

20日、判決は驚く結果ではなかったと語ったアボリジニ活動家のMurrandoo Yanner(ムランドゥー・ヤナー)氏は、「タウンスビルのことはよく知っている。冗談ではなく、正直言って、この町はオーストラリアのKKK(Ku Klux Klan:3K団)本拠地だ」と、報道陣に語った。

タウンスビルのTony Mooney(トニー・ムーニー)市長は、同市がKKK拠点との汚名をつけられたことに対し激しく反撃し、「市民はレッドネック(差別や偏見の固まり)の町と呼ばれることにうんざりしている。我々はこのような中傷に非常に不快な思いをしている」と、怒りを表明した。

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