政治

ハニーフ医師の家族、政府に損害賠償を求め、訴訟の構え

 【ブリスベン6日AAP】テロ容疑で拘留され、その後釈放されたインド人医師、モハメッド・ハニーフ元容疑者の家族は、不起訴となった一連の容疑が不当だったとし、オーストラリア政府を相手取って損害賠償訴訟を起こす意志を示した。

 5日、インドから帰国したハニーフ医師の弁護士、ピーター・ラッソ氏は、同医師の家族は一連の裁判で生じた損失と名誉毀損に対する損害賠償を求める構えを見せたと語った。ハニーフ医師本人は、訴訟を起こす意志を明らかにしていない。

 ハニーフ医師は、オーストラリアへ再び帰国することを望んでおり、ゴールドコーストの病院で引き続き医師としての訓練を積む意志を公に表明している。

 先月、ケビン・アンドリューズ移民相が人格上の理由でハニーフ医師のビザの取り消しを行った件に関する公判が8日、行われる予定。

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