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移民省、市民権取得に新しい試験の導入を調整中

 【メルボルン26日AAP】オーストラリアの市民権取得に新しい試験が導入されることで、多様性と融合性を兼ね備えた移民をオーストラリアに迎え入れることができるだろう、とケビン・アンドリュース移民大臣は述べている。

 政府は26日、40ページにおよぶ草案を発表し、オーストラリア人として知っておくべき基本10項目の詳細が示された。市民権を申請した者にはパンフレットが配布され、パンフレットには国家の歴史や政府機関、経済、文化、先住民族の歴史などの概要が含まれている。市民権を取得するには、申請者は試験で少なくとも12~20の質問に正解しなければならない。アンドリュース大臣は「オーストラリアの偉業のひとつは、人々の多様性と融合を両立してきたことである」とメルボルンで記者団に語っている。

 またオーストラリアの市民権取得には、十分な英語力があることも示さなければならない。「就労するにしても、社会に溶け込むにしても、英語を理解できる能力は重要である」とアンドリュース大臣は述べており、「この国で移民が自分たちの目標を達成していくには英語力が必要であると私たちは考えているため、移民たちに英語を勉強するよう推進しているのです」と続けている。

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