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豪労働組合評議会、最低3カ月の有給育児休暇を要求

 【キャンベラ30日AAP】地方公共部門組合(CPSU)は29日、国際基準に合わせて、働く母親に6カ月の有給育児休暇を許可するように求めた。

 これを受け、オーストラリア労働組合評議会(ACTU)は6カ月は合理的な期間であるが、最初の段階として最低3カ月の有給休暇を強く要求するべきとした。

 ACTUのシャラン・バロウ会長は「6カ月が3カ月よりも良いことは明確。しかし、国際的な育児休暇期間は最低3カ月で、女性の70%が育児休暇制度を利用していないことから、最初の段階として3カ月が適当。政府が女性に3カ月の育児休暇を提供することは予算上可能」と述べた。

 また、バロウ会長は30日朝に行われたCPSUの年次会議で、22歳~44歳までの女性はオーストラリアにおいて未開発の労働力と話した。 同会長は育児休暇、チャイルド・ケアへのアクセスの充実、柔軟な労働環境がこの年齢層の女性たちの労働市場への参入を促進するとした。「21世紀の時代、経済成長を維持するためには女性の労働力が必要」とバロウ氏。

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