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豪人フリーカメラマン、ソマリアで拉致される 政府の捜索続く

 【シドニー25日AAP】ソマリアの首都モガディシュで拉致された外国人記者2人のうち1人は豪人フリーカメラマンのナイジェル・ブレナン氏(35)とされ、ソマリア当局は現在ブレンナン氏の捜索を行っている。

 ソマリア警察は、オーストラリア人男性とカナダ人女性のフリーランス記者2名が23日、モガディシュから25キロ地点で拉致されたと発表した。豪外務・貿易省はブレナン氏が拉致されたとの報告を受け、緊急に調査を進めているとし、ナイジェル氏の家族は同氏の安否を非常に懸念しているとした。

 ソマリアのジャーナリスト組合は、2人は武装集団によって拉致されたとしている。正式な犯行声明や要求はなく、拉致の目的は依然として不明。

 ソマリア政府のスポークスマンは、外国人記者2人と彼らの通訳を務めるソマリア人記者1人の行方は分かっていないとした。拉致されたソマリア人記者の父親はAFPに対し「犯人グループや拉致されている場所に関する情報は入手していないが、彼らの安否に関する情報の入手を試みている。これまでの情報によると、武装集団が身代金目的で拉致を行った可能性がある」と語った。

 豪外務・貿易相は24日夜、ソマリア政府からのブレナン氏の安否についての情報を待ちながら、外国政府からの支援も求めているとした。

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