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タスマニアで浜に乗り上げたクジラの大群の救出活動

 【ホバート22日AAP】22日、TAS州北西部沿岸でゴンドウクジラの大群が浜に乗り上げているのが発見され、救出チームが現地に派遣されている。未確認の情報によれば、13頭がまだ生きており、52頭がすでに死亡しているという。

 派遣されたチームはTAS州政府の職員14名で編成されており、スタンレー付近の現場で座礁したクジラの体に水を補給して、クジラの体が乾燥したり熱っするのを防いでいる。タスマニアでクジラが座礁することは稀なことである。クジラの救出に必要な器材や車両が州内から現地に集められている。当局では、現場は起伏の激しい地形であるため、安全上の理由から、市民は現場に近寄らないようにと呼びかけている。

 ゴンドウクジラはイルカ科に属するが、専門家からはイルカよりもクジラに似た行動を取ると認識されている。クジラが座礁する原因については諸説があり、科学的な議論が続けられている。

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