国際

アラブ系豪人 イスラエルの爆撃行為に対しデモ

 【シドニー29日AAP】イスラエルがガザ地区のパレスチナ人に爆弾攻撃を実施していることに対する非難の声が世界中で上がる中、1000人以上のアラブ系オーストラリア人が29日、シドニーの米国領事館外でデモを行い、機動隊と衝突した。

 パレスチナ人活動家のラワン・アブダル氏は、ジュリア・ギラード副首相がガザ地区を統治するハマス党がイスラエルに対し戦争行為を開始したと述べたことを批判した。

 ウエスタン・シドニー大学の教授で、現在パレスチナ地区にあるビールゼイト大学の客員教授であるジョン・マクドナルド氏によると、ガザ地区では150万人の人が強制収容所で生活しているという。マクドナルド氏は「パレスチナとガザ地区は占領されている。占領下に置かれた人々に関する国際的な規約があるにも関わらず、豪政府や世界の国々は完全に無視している」と語った。

 アラブ系オーストラリア人は、イスラエルによるガザ地区への爆撃を非難。この攻撃による死者は300人、負傷者は1000人以上にも上る。

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