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喘息患者は新型インフルに要注意

【シドニー15日AAP】   オーストラリアの専門家は喘息を患う人が新型インフルエンザに感染した場合、命取りになる可能性があると警告を発した。慢性的心臓疾患、肺疾患、糖尿病は新型ウイルスによって引き起こされるリスクを著しく高めるそのほかの一般的な病気である。

15日時点で豪国内の新型インフルエンザの感染者数は1500人を超え、リスクが高いグループはさらに警戒するよう勧告されている。「米国では新型インフルエンザ関連の疾患で病院に入院している患者の約40%は喘息を患っている」とシドニー・コンコード病院の呼吸器科部長のマシュー・ピーターズ氏は語った。

オーストラリアは世界で最も喘息患者が多い国のひとつで、7人に1が喘息を患っている。ピーターズ氏は、喘息患者は有効な治療薬を必ず入手し、心配であればGPで肺機能の検査を受けるべきだとした。また、ピーターズ氏は「慢性肺疾患の患者、慢性心臓疾患を患う若者、重度の糖尿病患者、あるいは移植手術を受けた人や血液や免疫システムに疾患のある人は同様に注意する必要がある」と話した。

オーストラリアではリスクの高いグループの約2500人が毎年、季節性インフルエンザで死亡している。

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