生活

乳がん支援団体、検査の必要性を訴える

【シドニー25日AAP】   オーストラリア女性の中で一番発症率が高いとされている乳がんに関して、検査の必要性を感じている女性は8割に達したものの、実際に検査を受けているとした人はわずか31%だということが調査で明らかになった。オーストラリアでは、年間約1万1000人が乳がんと診断され、およそ2600人が死亡している。

調査機関「ニュースポール」が1023人の全国の女性(18歳~40代以上)を対象に行った調査結果によると、31%の回答者が毎月、乳房の自主検査を行うとしたものの、3カ月に1度及び半年に1度と回答した人はそれぞれ16%。年に1度とした人は7%だった。また、今までに1度も検査をしたことがないと回答した人は17%もいた。さらに、75%の回答者が親戚・友人などで乳がん患者がいるとし、自分自身が乳がん患者だったと回答した人も2%いた。

この調査結果は、乳がん患者を支援する活動を行っている「マクグラス財団」によるイベントで発表されたもので、このイベントに参加した一般医(GP)は、6人に1人の女性が乳がんに関する検査を何も行わないというのは問題だとし、GPでは乳がんなどに関する知識を得る機会を提供しており、特に若い女性に来てもらいたいと話した。

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