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病院が脳損傷少女へ賠償金250万ドル

【ブリスベン7日AAP】   QLD州のカブルチャ病院は1996年10月、当時4歳だったレイシャ・ミラーさんの診断を誤ったことでレイシャさんが重度の脳損傷を引き起こした件で、病院は7日、レイシャさんに対し250万ドルの損害賠償金を支払うことに合意した。

レイシャさんは当時、極度の腹痛と嘔吐の症状を訴えて来院したが、病院職員は約8時間もの間レイシャさんの病状を十分に検査しなかった。その結果、レイシャさんの病状は急速に悪化した。レイシャさんの弁護士は7日、レイシャさんは以前にも極度の腹痛と体調不良を訴え、何度か来院していたが、職員はそれを無視したと話した。

病院側の怠慢により、レイシャさん(17)は現在、脳損傷の影響で右半身麻痺、言語障害、顔面麻痺に苦しんでいる。母親のリンダさんは「脳損傷は計り知れない影響をもたらした。州政府は病院制度の現状や職員不足ついて説明する義務がある。またどのような状況下でも全ての子供が医療を受けられるようするべき」と主張した。

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