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ドッグレースの“王様” 犬を違法に輸出

【シドニー24日AAP】  NSW州のドッグレース用のブリーダー、ポール・ウィーラー被告が、許可なく中国へ犬を輸出したとして、最大2万2,000ドルの罰金と12カ月間のレース出場禁止となったことが分かった。レース用の犬10頭を「パスポート」なしで輸出したとみられている。

 

グレーハウンド・レーシングNSW(GRNSW)の決定書によると、ウィーラー被告は所有権の譲り渡し書の提出を怠ったほか、ドッグレース競技への不当行為などの罪状を認めたという。GRNSWは2014年、レース犬に対する適正な福祉水準を満たさない国へのパスポートは、発行しないことを決めている。

 

ウィーラー被告は2015年、NSW州のベアード前首相が動物の虐待などを理由にドッグレースの禁止を決めた際、成功したブリーダーとしてこれに反対する運動の主導者的立場にあったが、同首相は2016年、禁止の決定の撤回を発表している。

 

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