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パワーハウス移転 前州首相が審問に

【シドニー28日AAP】   NSW州のマイク・ベアード前首相は28日、辞職後19か月を経て、シドニーのパワーハウス博物館移転についての審問で姿を見せた。

NSW州選挙を翌月に控えた2015年2月、当時のベアード首相は、同博物館をシドニー西部パラマッタに移転させる計画を発表した。移転費用は現在、10憶ドル超と見積もられる。

州グリーンズ(緑の党)のシューブリッジ議員は「税金の無駄遣いであり、適切な審査なしで移転を決定した」と述べてベアード前首相を批判した。

移転についてベアード氏は、「州のインフラ機関が推奨し、州政府の歳出審査委員会の承認も受けた」と説明。「州首相として誇りを持ったプロジェクトであり、ベレジクリアン政権が約束通りシドニー西部に移転させるのを楽しみにしている」と語った。さらに、デイビッド・ボーガー元労働党議員が2010年に移転計画を示唆したとして、「新たなアイデアではない」と話した。

ベレジクリアン州首相も28日、「移転は正しい決断だ」と明言している。

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