生活

発ガン性物質が住宅地へ流出 NSW州

【パース17日AAP】   シドニー北部ニューカッスル沿岸にある化学工場で、発ガン性物質が流出した件に関して、この工場を所有する鉱山爆薬製造大手の「オリカ」社は、事故調査に全面協力する姿勢を示した。

同社によると、クーラガング島にある化学工場から微量の「六価クロム」が大気に流出し、ストックトンなど周辺地域で検出されたもの。六価クロムが多量に含まれた水を飲むと発ガンする可能性があるとされていて、実際米国では、六価クロムが混入した産業排水が元でガン患者が多発したことから、弁護士事務所に務めるエリン・ブロコビッチさんが裁判に持ち込んだという話は非常に有名で、ジュリア・ロバーツ主演で映画化されたことも知られている。

NSW州のオファレル首相は17日、同件に関する調査を行うとし、オリカ社もこの調査に全面的に協力するとした。オリカ社では、ストックトンから検出された六価クロムは微量で人体に影響を与えるものではないとしている。

NSW州の野党労働党は、ブロコビッチさんに協力を要請し、早ければ来週にも米国からストックトンに到着する予定だという。

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