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生きた羊の輸出 北半球の夏は一時停止

【キャンベラ4日AAP】   来年から北半球の夏の3か月間、中東への生きた羊の輸出が一時停止される。輸出業界にとって年およそ5,500万ドルの損失になると見積もられる。

北半球の夏に当たる6~8月は、高温によるストレスの危険が高い。船上に除湿機能を設けるなど、業界は対応策を検討している。家畜輸出評議会のサイモン・クリーン会長は、「3か月の一時停止は、9か月の輸出を存続するための措置だ」と話した。

先立って、無所属議員らが今後5年間で生きた羊の輸出を段階的に廃止するよう、政府に圧力をかけていた。野党労働党は、来年の連邦選挙で政権奪回の際に生きた羊の輸出を廃止し、冷蔵肉の加工に切り替えるよう公約している。

今年初め、中東に向けた船上で劣悪な状況のなかで死んでいく羊の映像が明るみになった。

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