国際

TPP発効 国内輸出業者を後押し

【キャンベラ31日AAP】   30日、日豪など11か国から成る環太平洋経済連携協定(TPP)が発効した。1日には二段階目の関税の撤廃・削減が行われる。

先行発効はオーストラリア、カナダ、日本、メキシコ、ニュージーランド、シンガポールの6か国。ブルネイ、チリ、マレーシア、ペルー、ベトナムは手続き中だ。

2030年までにTPPがオーストラリア経済にもたらす恩恵は、最大156憶ドルと見積もられる。国内の穀物や砂糖、牛肉の輸出業者にとって新たにカナダ市場が開けることになる。メキシコには豚肉、小麦、砂糖、大麦、園芸品を輸出する。鉄やスチール、皮や紙など工業製品や医療機器の輸出業者も、関税の損失なしにビジネスを拡大できるようになる。

日本とは二国間で経済連携協定(EPA)を結んでいるが、牛肉、小麦、大麦、乳製品輸出に関し、これを上回る市場アクセスが可能になる。

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