政治

ムーア市長、NSW州議会へ退任挨拶

【シドニー20日AAP】   1988年以降、25年間にわたってNSW州議会で無所属議員を努めてきたクローバー・ムーア市長は20日、州議会に対し、退任挨拶を行った。

今年の4月にNSW州議会が州議会議員と地方自治体議会議員の兼任を禁止する法案を可決成立したが、ムーア市長は、9月のシドニー市議会選で勝利を収めたことを受けて、どちらかからの退任を余儀なくされた。挨拶では、有権者ではなく、オーファレル政権に退任させられているなどと同法を厳しく批判。

また、女性議員として、NSW州議会で最も長く務めてきた25年間で、警察の腐敗への王立委員会や同性愛者の市民権、キングスクロス地区のヘロイン注射センターなど、次々と画期的な動きに携わってきたと自らの功績を指摘。さらに、後任を選出するための補欠選挙について、無所属のグレニッジ議員に支持を示した。

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