政治

連邦首相、初の市民権授与式

【キャンベラ26日AAP】   26日、キャンベラで、アボット連邦首相は、新たにオーストラリア国民となった人々に対して市民権証明書を授与した。今年、市民権を手にした人は全国でおよそ1万8000人いる。

昨年、連邦首相となったアボット氏がオーストラリア・デーに市民権の授与式で証明書を手渡すのは初めて。今年は国籍・市民権法の施行65周年という節目の年。法設定以降、これまで450万人がオーストラリア国民となった。

キャンベラでアボット首相から市民権証明書を受け取ったニールズ・ジョーゲン・トックスバードさんは、26日が誕生日で65歳となった。オーストラリアに20年住み、生まれ故郷のデンマークよりオーストラリアの方がふるさとと感じているという。「オーストラリア国民になることで、選挙権を持ち完全に社会の一員として参加できることに感動を憶えている」と述べた。

また、米国ルイジアナ出身のチェリー・ポストさんは、30年前にオーストラリア人男性と結婚した。「世界で最もすばらしい国に着いて、今日、新たにその国民になったわ」と話した。ポストさんは授与式のステージ上でアボット首相に抱きついた。

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