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シドニーのロックアウト法 効果低下?

【シドニー9日AAP】  夜中の飲酒や酒類販売を禁止するシドニーのロックアウト法により、シドニーCBDエリアにおける暴行事件の発生件数は減少したものの、その効果は時間の経過とともに低下しているとみられることが、犯罪統計・研究局(BOCSAR)の最新統計で分かった。さらに、暴行事件の件数がシドニーCBD以外で増加していることも明らかになっている。

 

ロックアウト法施行からの5年間で、暴行事件の件数がキングス・クロスでは53%減、CBDでは4%減少した一方、ニュータウン、ボンダイ・ビーチ、クージーなどのシドニー近郊における件数は30%増加した。全体としては家庭内暴力以外の事件は5年前より395件減少と、効果が見られた。

 

BOCSARのフィッツジェラルド部長代理は、キングス・クロスではロックアウト法が依然として強い効力を発揮している一方、CBDでの効果は薄れてきていると指摘。さらに、暴行事件が近郊で増加していることについても、引き続き監視が必要との見方を示した。

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