国際

イランで豪男女が投獄 ドローン無断飛行

【キャンベラ12日AAP】  世界旅行の様子をオンライン上で発信していたオーストラリア人の男女が、イランで許可なくドローンを飛ばしたとして、テヘランのエヴィン刑務所に収監されていることが分かった。2人は二年間にわたりインスタグラムなどで旅の様子を伝えてきたが、10週間前から連絡が途絶えたため、フォロワーらから安否を心配する声が上がっていた。

 

男女はパース出身のマーク・フィンキンさんとジョリー・キングさんで、イランで許可なくドローンを飛ばしたとみられている。イランではドローンの飛行に厳しい条件を課しており、人が多く集まる場所やテヘラン上空、機密情報がある場所などでの飛行は禁止されている。フィンキンさんとキングさんは現在、政治犯が投獄されるエヴィン刑務所にいるとみられるが、同刑務所は即決処刑を含め囚人の人権を無視した扱いで知られている。

 

連邦政府のペイン外相はイラン外相と複数にわたり交渉を試みたとみられ、取材に対し「彼らが平等に国際規約に基づく人道的な扱いを受けるよう要請している」と話した。モリソン首相も“非常にデリケートなケース”とした上で、詳細に関するコメントは避けた。

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