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WA州政府電力会社 損失が過去最高に

【パース26日AAP】  WA州政府が保有する電力会社シナジーが、前会計年度に6億5,690万ドルの純損失を計上したことが分かった。損失内容は、資産の減損が4億2,890万ドル、義務負担損失額が1億5,240万ドルなどとなっている。

 

シナジーのウォーターズCEOは、固定費用のほか、屋根に取り付けるPVパネルを利用した太陽光など、再生可能エネルギーの採用が急速に広まったことや、天候が比較的温暖だったことなどすべてが、シナジーの財務状況にマイナスの影響を及ぼしたと説明した。

 

WA州のナルダー影の財務相は、報告について「WA州の歴史においても、政府保有の団体が計上する損失としては最大だ」と批判。「最終的には州民が損失を負担することになる」と述べ、州政府がこれまで問題を明らかにしてこなかったことに不信感を示した。

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