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中国をけん制 豪諜報機関の元長官

【キャンベラ22日AAP】  オーストラリア安全諜報機関(ASIO)のルイス元長官は、連邦政府に対し、中国当局が “巧みな”やり方でオーストラリアの政治制度を奪い取ろうとしていると、警鐘を鳴らしている。

 

ルイス元長官は、来週発行される政治季刊誌「Quarterly Essay」のインタビューに応じ、国内の政治に対する海外からの干渉について「本当に注意を払う必要がある事柄」との見方を示した。また、「スパイ活動や外国からの干渉は、何十年にもわたって影響がないかもしれないが、影響が及んでからでは手遅れ」と説明した。

 

一方、連邦政府のモリソン首相はラジオ番組に出演し、オーストラリアの国益が常に守られるような制度や法体系を備えているとして、「われわれの位置、法律、リソース、当局などすべて、これまでで最も備えが出来ている」と述べ、外国からの干渉に十分な対応をしているとアピールした。

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