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映画違法DLで賠償金通知送付も

【シドニー7日AAP】   ハリウッド映画を違法にインターネットからダウンロードした人々に対して、映画制作者側が賠償金を請求する通知を発送する可能性が出てきた。連邦裁判所は7日、国内のインターネット・プロバイダーに対して、映画をダウンロードした利用者の個人情報を映画制作者らに提供するよう命じた。

問題となっているのはハリウッド映画『ダラス・バイヤーズ・クラブ』(2013年)で、同作品の著作権を持つ「ダラス・バイヤーズ・クラブLLC」などが、オーストラリア国内のインターネット・プロバイダーである「iiNet」や「Dodo」など6社を相手取り、映画ダウンロードサイト「BitTorrent」上でこの映画をシェアしたとみられるユーザー4700人以上のIPアドレスの提供を求めていた。

ダラス・バイヤーズ・クラブの弁護士は、「映画がインターネット上で不法に取引されたことで、映画制作者側は多大な損害を被った」として、今後、賠償金を請求する通知を発送することを視野に入れていると述べた。

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