政治

ジョブキーパーの延長 豪内相「柔軟に」

【キャンベラ29日AAP】  連邦政府のダットン内相は29日、給与補助金政策ジョブキーパーについて、期限となっている9月からさらに延長する可能性に言及した。期限の延長について、連邦政府のその他の閣僚が慎重な姿勢を示すなか、同相は「柔軟な対応が可能」との認識を示した。

 

連邦政府はジョブキーパーに1,300億ドルの財源を割り当てていたが、実際はこれを600億ドル縮小する形となった。ダットン内相は、国民がパンデミックからの復興を支援する余裕が連邦政府にあるとの見方を示し、「普通の生活に企業や国民が戻れるよう、支援の方法を考えていきたい」と述べた。

 

一方、フライデンバーグ財務相は「復興に時間がかかっている業界に追加の支援が必要と考えている」と述べ、コーマン金融相はジョブキーパーやジョブシーカーなどの政策は非常にコストがかかるとして、「これらの一時的な支援策から抜け出す必要があることは明らか」と述べるなど、政策の延長について慎重な態度を示した。

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら