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ガソリン価格 9月以降再び上昇予想

【NSW7日】  チャーマーズ財務相は7日、連邦政府が今年3月に決めた燃料税の軽減措置が9月に終了することから、ガソリン価格が再び上昇するとの見方を示したことが分かった。燃料税の軽減措置は、生活費高騰による家計への負担を守ることが目的だ。連邦政府は、中型車の場合、一回の給油で約13ドルの軽減になると見積もっていた。

 

燃料税を半分とする軽減措置は、最大野党だった労働党も支持していたが、選挙戦が始まると、与野党ともに措置は6か月の時限措置と主張。終了後は全額に戻す方針で、期限は今年9月29日となっている。さらにアルバニージ首相が今週、報道陣に対し、「やりたいこと全てを出来るわけではない」と述べ、措置を延長する考えはないことをあらためて確認した。

 

一方、オーストラリア燃料研究所(AIP)が発表した最新統計によると、国内のドライバーが支払ったガソリン価格は先週、1リットル当たり2.11ドルだったことが分かった。この水準が9月まで続いた場合、燃料税の軽減措置が終了した後のガソリン価格は、1リットル当たり2.30ドル以上となる見通しだ。ただ、石油価格が今週、一バレル当たり100米ドルまで急落したことから、給油所が下落分をガソリン価格に反映すれば、値上げ幅がやや和らぐことが期待できそうだ。

 

ソース:abc.net.au-You can expect to be paying more for fuel again come September. Here’s why

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