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世界恐慌中の非常に稀なペニー硬貨 およそ6万ドルで落札

【ACT3日】   1930年に遡る非常に稀なペニー硬貨が、6万ドル弱で売却された。ペニーは、1910年から1966年まで使用されていた通貨単位オーストラリア・ポンドの240分の1に当たる0.8333セントに相当した。

1930年に製造されたペニー硬貨は、オンラインのオークションでWA州の男性が5万9,415ドルで落札した。孫に残すつもりだという。国内の“状態の良い“ペニー硬貨として過去最高の落札価格だ。

1929年に始まった世界恐慌を受けて、連邦政府は1930年にペニーの流通命令を中止。1930年のペニーは流通するはずでなかったが、メルボルン造幣所が1931年の発注に併せておよそ1,500枚を試しに流通させた。このうち状態が良い硬貨は非常に稀だ。1966年に10進法移行前の通貨が失効後、コレクターたちが旧通貨を集め始めて初めて、1930年の硬貨がないと明らかになった。

1930年のペニー照合用プルーフ硬貨は、2019年に115万ドルで売却されている。プルーフ硬貨は流通されることがなく、質も最高だ。

英国のエリザベス女王死去後、2つの国内硬貨の価値が急上昇している。2012年に50万枚限定で流通された、赤いポピーを特徴とする2ドル硬貨は現在300ドル以上で売買されている。さらに、2013年に女王即位60周年を記念して100万枚限定で流通された、紫の縞模様がついた2ドル硬貨も最高180ドルで取引されている。

ソース : abc.net.au – Rare Australian penny released during the Great Depression sells for nearly $60,000

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