【NSW16日】 パリ五輪ブレイキン女子のオーストラリア代表で、ユニークなダンスや代表選出方法などをめぐり誹謗中傷が続いているレイチェル・ガン(レイガン)選手が15日夜にインスタグラムを更新し、競技では「全力を尽くした」と説明した。
ガン選手のパフォーマンスはカンガルーが飛び跳ねている動きなどを取り入れ、他の選手とは異なる特徴的なダンスだったことから、米国の有名司会者ジミー・ファロンなどが番組で取り上げるなど、大会が終わった今でも世界から話題を集めている。
さらに、ガン選手が五輪出場権を獲得した経緯を疑問視し、選手の行動は「非論理的」だとして同選手に謝罪を求める署名活動が始まり、オーストラリア五輪委員会(AOC)がこれを非難する事態となっている。
ガン選手は投稿の中で、「まずは応援して下さったすべての人にお礼を伝えたい」、「前向きな励ましに感謝するとともに、皆さんの生活に少しでも喜びをもたらすことが出来たことを嬉しく思う」とした上で、「これほど多くの憎しみにつながるとは思ってもいなかった」と述べた。
ガン選手は五輪デビューをあまり真剣に受け止めていなかったとしていたが、「とても真剣に取り組み、懸命に準備し、全力を尽くした」、「豪五輪チームの一員になり五輪デビューを飾れたことを光栄に思う」と述べ、家族や友人、ブレーキンコミュニティへの嫌がらせはやめてほしいと呼びかけた。
ガン選手は14日に帰国した他の代表選手とは行動を共にせず休暇を取っており、「帰ったら喜んで質問に答えるわ」と話した。
ソース:news.com.au-Controversial Australian breakdancer Raygun breaks silence