【NSW23日】 オーストラリアの労働者はやる気を失っており、その理由は優れたマネージャーに恵まれず、職場で自分の欲求が満たされていないことが原因であると、調査会社ギャラップによる最新調査が指摘している。
調査によると、「職場に積極的に関与している」と回答した人の割合はわずか23%で、従業員のやる気の喪失による損失は約2,230億ドルに上るとみられている。
ギャラップのデカートレット社長は、「仕事が嫌いというわけではないかもしれないが、日々行っている業務を“ただこなしているだけ”で、感情的なつながりがない」と述べ、雇用主が従業員のニーズを的確に満たすことで、自社の事業に好影響がもたらされると指摘した。
オーストラリアではここ8年間で生産性が低下しており、特に新型コロナの流行以降、その傾向が加速している。2024年第4四半期の生産性統計では、時間当たりの生産性は年率換算で1.2%低下した。
デカ―トレット氏は、最終的に人は支えられていると感じ、自分の貢献が認められ、自分の仕事が何かの役に立っていると実感したいものだとし、「重要なのは優れたマネジメントで、おそらくそこが最大の変化を生み出せるポイントだろう」と話した。
ソース:news.com.au-Simple trick to boost Australia’s productivity as workers turned off by bad bosses The nation is missing out on billions of dollars in productivity gains for one key reason.