【NSW10日】 大手ファッション小物ブランドのコレット・バイ・コレット・ヘイマンが、財政苦境の末に閉店する見通しであることが関係者への取材で明らかになった。同ブランドは昨年、破綻を免れたと発表していたが、現在、最大80%オフのフラッシュセールを実施し、店舗閉鎖が近いとみられている。
コレットは2012年に創業し、アクセサリーやハンドバッグなどの販売を専門としてきた。NSW州、VIC州、QLD州、ACT(首都特別地域)、SA州、WA州で店舗を展開している。
今週、SA州のウェストフィールド・ティーツリープラザ内の店舗では、「最終営業日、60~80%オフ、全品売りつくし」の看板が表示された。従業員は8日に閉店の知らせを受けたもようだ。
コレットの親会社であるマーキー・リテール・グループは昨年5月にコレットが経営破綻した後、管財人としてマッケイ・グッドウィンを任命し、一時は再建に成功したかにみえた。再建により、60店舗あったうち40店舗が存続し約400人の雇用が保持されたが、それから一年も経たないうちに再び事業が崩壊したとみられる。
オーストラリア国内では小売業の苦境が続いており、アリー・ファッション、ジーンズウエストなどが破綻し店舗を閉鎖。オートグラフやノニBなどの老舗ブランドを展開していたモザイク・グループも昨年、破産申請を行い、多数の店舗を閉鎖している。
ソース:news.com.au-National Aussie retailer selling stock as it says it is shutting down: ‘Everything must go’