一般

豪の失業率4.1%で横ばい 就業者数が増加

【ACT15日】  オーストラリア統計局(ASB)によると、4月の失業率は4.1%と予想と一致し、横ばいだったことが分かった。一方、就業者数は前年比で8万9,000人増加し、市場が予想していた2万人を大きく上回った。労働参加率は3ポイント上昇し67.1%と高い水準となった。

就業者数の増加をけん引したのは、女性の就業者の増加とみられており、先月比で6万5,000人増えた。男性の就業者数は2万4,000人増加した。

オックスフォード・エコノミクス・オーストラリアのショーン・ラングケーキ氏は、労働市場の活発化は一時的なものになる可能性が高いと予想。「市場の活発化は連邦選挙のキャンペーンと関連している可能性があり、好調は長続きしない」との見解を示した。

一方、豪準備銀行(RBA)は来週、金利に関する決定を控えている。14日には、第1四半期の賃金上昇率が3.4%に上昇。総合インフレ率を1ポイント上回り、実質賃金が増加したことが明らかになったが、賃上げの多くは公務員を対象としたもので、影響は一時的との見方も示されている。

予想を上回る労働市場の力強さは、求職中の人にとっては好材料となったが、インフレの主要要素の一つになっている。

 

ソース:news.com.au-Shock jump in Australia’s employment rate as more Aussies join the workforce in April

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら