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NSW州北部で記録的洪水 住民も孤立

【NSW21日】   NSW州で続く大雨により、特に北部沿岸部のミッド・ノース・コーストおよびハンター・バレー地域で記録的な洪水被害が増えている。住宅は浸水し、屋根の上に上って助けを待つ人も出ている。

21日朝、タリーのマニング川は1929年の6メートルの記録を更新し、今もなお上昇し続けている。

タリーで代々酪農業を営む5代目のクロキさんは、「今までに見たことのない光景だ。農地のいちばん高い場所に牛を誘導し、腹まで水に浸かっている。行き場がない」「自宅も、椅子のクッション近くの高さまで浸水している」と話した。

21日朝までの24時間に、州緊急サービス局(SES)は洪水からの救出118件を含む887件の救援要請に出動した。冠水したギニ・ギニの高速道路パシフィック・ハイウェイからは一晩で24人が救出された。

SESによると、現在グレンソーンで洪水により52人が身動きが取れない状態となっている。また、少なくとも24時間、1万6,000人相当の7,400世帯が孤立する見通しだ。

現在、NSW州内で11の避難勧告が発令されている。タリー、ウィンガム、グレンホーンの住民は数時間孤立する可能性がある。

大雨は21日も続く予想だ。コフス・ハーバー、ポート・マッコーリー、タリー、ケンプシー、ウールグールガ、ソーテル、ドリゴ、ウィンガム、ヤロウィッチで6時間の予想降雨は100~140ミリ、24時間で150~200ミリが予想される。

ソース:abc.net.au- Record flooding in NSW leaves residents trapped, isolated as rain continues

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