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ブラックフライデーで不正宣伝 3社に罰金

【NSW12日】  オーストラリア競争・消費者委員会(ACCC)は、不正なブラックフライデーセールを行ったとして大手小売業者3社に対し、罰金の支払いを命じられたことが分かった。宝飾品販売マイケル・ヒル、家庭用品販売のグローバル・リテール・ブランズ・オーストラリア、ヘアケア用品販売のヘアハウス・オンラインが、それぞれ1万9,800ドルの支払いを命じられた。

ACCCは、昨年11月末のブラックフライデーセール期間中に監査調査を実施。小売業者3社がウェブサイトのトップページで「全商品対象」や「全品セール」と宣伝していたにもかかわらず、実際には値引きされていない商品があったことを確認し、違反として通知した。

ACCCのロウ副委員長は、「虚偽の値引き表示を行う企業は、消費者を誤解させるリスクがあるだけでなく、正確にセール内容を表示している他の企業に対し、不公正な競争を仕掛けることになる」と指摘した。

マイケル・ヒルの広報担当者はNewsWireに対し、「商品の96%は25%割引だった」とコメント。広告は3日間掲載されていたと説明。「マイケル・ヒルはACCCの調査に全面的に協力しており、今後も顧客との取り引きにおいて透明性を保ち、消費者法を遵守する姿勢を継続する」と述べた。

グローバル・リテールは家庭用品ブランド「マイハウス(MyHouse)」を所有し、国内に実店舗を28軒展開している。また、ヘアハウス・オンラインはセールの期間中、「全品20~50%オフ」と宣伝していたが、実際にはサイト上の4分の1以上の商品は値引きされていなかった。

2024年のブラックフライデーセールでは、国内で約70億ドルに達している。

 

ソース:news.com.au-Major Australian retailers fined for dodgy Black Friday sales

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