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豪の大学 世界ランキングで軒並み後退

【英国19日】  英国の大学評価機関であるクアクアレリ・シモンズ(QS)が毎年発表している世界大学ランキングで、今年はオーストラリアのトップ大学が軒並み順位を下げたことが分かった。調査対象となった大学は1,501機関で、オーストラリアの大学は36機関がランクインし、9機関がトップ100入りした。国別ランキングは5位だった。

オーストラリアの中で最上位にランクインしたのはメルボルン大学で19位と、前回の13位からランクを下げた。ニューサウスウェールズ大学(UNSW)は20位で、前回の19位からこちらも1つランクを下げている。シドニー大学は25位で前回の18位から7ランク後退。クイーンズランド大学も前回の40位から2つランクを落とした。シドニー工科大学(UTS)は88位から96位まで後退した。

一方、前回からランクを上げたのはオーストラリア国立大学(ANU)で今回は30位と前回の32位からランクアップ。モナシュ大学は今回36位と前回から1つランクを上げている。ウエスタンオーストラリア大学(UWA)は77位を維持した。

QS世界大学ランキングによると、トップ100入りした大学がオーストラリアより多かった国や行政区は香港、シンガポール、スウェーデン、スイスのみだった。日本の大学では、東京大学が3年連続で順位を下げ36位となった。

連邦野党のダニアム影の教育相広報担当は、国内の大学が順位を下げたことについて、「我が国の大学のランキングが継続的に下がっていることを連邦政府は真摯に受け止め、大学をあるべき姿に戻すための政策と資金提供を行うべき」だとし、「このままでは不十分」との見解を示した。

なお、ランキングの1位を獲得したのは米国のマサチューセッツ工科大学(MIT)、2位が英国のインペリアル・カレッジ・ロンドン、3位が米国のスタンフォード大学、4位が英国のオックスフォード大学、5位が米国のハーバード大学だった。

 

ソース:news.com.au-Top Aussie unis slip down global rankings

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