【VIC9日】 オーストラリアで住宅購入を考えている人にとって「お得な街」はメルボルンだと専門家が指摘している。現在、メルボルンにおける住宅の割引率は非常に大きくなっており、特に戸建て住宅の価格はシドニーと比べても安くなっている。
オーストラリア準備銀行(RBA)は先に、金利を3.85%に据え置くことを決めた。市場は3.6%に利下げされると予想していたが、サプライズでの据え置きとなった。これにより、住宅価格が再び高騰する事態は先延ばしとなる可能性があるという。
通常、銀行からの借り入れコストが高くなると人々が借りられる金額が減り、その分住宅に使えるお金も少なくなるため、金利が高くなると住宅は「安く」なる。一方、金利が低くなると借りられる金額が増えるため、住宅価格は上がりやすくなる。
ただ、金利は全国の市場を平均的に抑制するもので、地域差がある。メルボルンを含むVIC州では、新型コロナの流行期間に人口が減少したことやアパート建設の増加により、「1人当たりの住宅数」が増え、供給が増える結果となった。
金利が下がれば、すべての市場に「潤い」が与えられるが、全ての地域が同じように恩恵を受けるわけではない。専門家は、「次に金利が下がっても住宅ブームが起きにくい場所」があるとすれば、それはACT(首都特別地域)との見方を示している。
ソース:news.com.au-‘Has to stop’: NSW opposition’s plan to criminalise AI deepfakes