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ブッシュ地帯で不明のドイツ人女性 奇跡的に発見

【WA12日】  WA州のブッシュ地帯でドイツ人のバックパッカーの女性が行方不明となり、12日後に発見された事件を受け、地元住民たちからは安堵の声が上がっている。また、女性が不明となった地域は地元住民でも迷いやすい場所だとして、あらためて注意を喚起している。

ドイツ人バックパッカーのカロリーナ・ウィルガさん(26)は、WA州のウィートベルト地域で行方が分からなくなった。警察が11日にウィルがさんが乗っていた車をカラウン・ヒルで発見した際、近くにウィルガさんの姿はなかったが、その後、一人で歩いているところを地元住民が発見した。

周辺の住民によると、ウィルガさんが行方不明となった地域は乾燥した無人のブッシュ地帯で、砂砂利の道が迷路のように入り組んだ「過酷で容赦ない」場所だという。ビーコン近くの農場に住むエリザベスさんによると、カラウン・ヒル周辺は「見捨てられたような場所」で、過去にも行方不明になる人がいたという。

エリザベスさんによると、カラウン・ヒル自然保護区は地元の人々には知られているが、外部の人が訪れることはまれで、自身も探索することがあるが、知らない場所に入ると不安になると話した。砂利道で何度か道を曲がると元の場所に戻れなくなり、舗装道路につながっているかもわからなくなるという。また、雨が降ると周囲の様子は一変し、夜は気温が一桁台まで落ち込むため、生きて帰るのは難しくなると話した。

ウィルガさんは奇跡的に発見された後、パースの病院へ搬送され治療を受けている。軽傷と虫刺されのほか、寒さや脱水などの症状がみられるが、重篤な状態ではないという。

 

ソース:news.com.au-‘You can get lost so easily’: Locals reveal harsh conditions where backpacker vanished

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