【ACT20日】 オーストラリアで世界初のソーシャルメディア禁止法が施行されるまであと数週間、Metaは数千人のティーンエイジャーに警告を発した。
Metaは、13〜15歳の子どもたちに対して、アカウントへのアクセスが12月4日から順次取り消される前に、データをダウンロードまたは削除するよう通知を送り始めた。通知は2週間前に送付される。20日から、ユーザーはアプリ内メッセージ、メール、SMSを通じて14日間の通知を受け取り、その後アカウントへのアクセスが制限される。Metaは12月10日までに16歳未満のすべての既知アカウントを削除する予定だ。
この禁止は、Facebook、Instagram、Threadsの子どもアカウントに影響する。ただし、Messengerは従来Facebookアカウントが必要だったが、新しい法律の対象外であるため、若年ユーザーは引き続き使用できると同社は述べている。
Metaの地域政策ディレクター、ミア・ガーリック氏は次のように述べた。「15歳以下のすべてのユーザーにとって、アカウント内の大切な思い出、つながり、コンテンツは重要だ。公式通知を確認し、Instagram、Threads、Facebook上のデジタル履歴を安全に保存・ダウンロードしてほしい。16歳になって再びアプリにアクセスできるようになれば、すべてのコンテンツはそのまま利用可能だ」
アカウント制限が開始された後、もし16歳以上のユーザーが誤ってアクセスを失った場合は、第三者アプリYotiを使ってビデオセルフィーや政府発行IDで年齢確認が可能だとMetaは説明している。この年齢確認は、16歳未満から16歳以上に変更する場合に必須となる。しかし、オンラインでの年齢判定は複雑であるため、Metaは若年ユーザーの年齢を推定する際に誤差が生じることを見込んでいる。
Metaが所有するInstagram、Facebook、Threadsのほか、TikTok、Snapchat、X、YouTube、Reddit、Kickなど複数のソーシャルメディアも年齢制限対象となり、16歳未満のアカウントは12月10日に無効化または削除される。
ソース:news.com.au – Meta starts notifying under-16s of account shutdowns ahead of Australia’s social media ban