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食道がんが急増 肥満の拡大と関係

【シドニー20日AAP】   統計によると、食道がんの症例数が過去40年で400%に急増していることがわかった。この増加傾向は西洋諸国などの先進国で多くみられている。

シドニーのロイヤル・ノース・ショア病院のノートン医師は「食道がんの発症リスクが高まる要因は肥満で、発症リスクは少なくとも50%あるいはそれ以上になる。この急激な増加について正確な説明はできないが、肥満との関連性は高い」と語った。

食道がんには、喫煙によって誘発される扁平上皮細胞がんと逆流性食道炎と関係がある腺がんの2タイプがある。症例数に増加がみられるのは腺がんのみで、西洋諸国では症例数が最も急速に増加している。

毎年オーストアリアで確認される食道がんの新症例のほとんどが腺がんで、喫煙者数の減少にともない、扁平上皮細胞がんの症例数は減少している。ノートン医師によると、逆流性食道炎は「異常な圧迫」によって胃から分泌される胃酸が食道に逆流するため、その原因はしばしば肥満とされている。その後、逆流性食道炎からバレット食道の状態となり、最終的にがんの前兆となる。

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