国際

捕鯨問題 政府の強気姿勢も結果が出ず

【キャンベラ7日AAP】   今年1月に相次いで発生した日本の捕鯨船が絡んだ事故に関して、連邦政府は強気の姿勢を示してきたが、この3カ月間、特に結果を生み出したわけでもなく、事故に関して引き続き「調査中」としている。

日本側は、捕鯨活動を阻止しようとする活動家らの船を偵察するためにオーストラリアの飛行機を使用したとみられているが、これに関してギラード副首相は今年1月6日、法的処置を検討しており、違反行為はすべて法の下で裁かれるべきと述べた。

しかし3カ月経った今でも、政府は、「違法性を調査中」としている。また、反捕鯨団体「シーシェパード」の活動船「アディ・ギル」号が今年1月に日本船と衝突後、沈没した事故に関しても、「まだ調査を行っている」としている。

ある環境団体の代表は、政府の対応に進展がないことについて、「違法性を調べるのに3カ月も必要ない」と述べ、その対応の遅さを批判している一方で、現在、捕獲数を削減させるために、一部の捕鯨活動を認める方針を示す国が増えている中、オーストラリアは一貫して「捕鯨反対」の姿勢を取っていることは素晴らしいと述べた。

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