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国内住宅価格下落 「経済に健全」

【キャンベラ2日AAP】   コアロジック社が1日に発表した報告によると、国内住宅価格は12か月前のピークを期に2.7%下落した。9月の住宅価格は0.5%下がり、12か月連続下落となった。シドニーとメルボルンの住宅価格停滞が全国市場の引き下げを導いた。

連邦のフライデンバーグ財務相は2日、「連邦準備銀行(RBA)が望む、持続可能な価格レベルに戻ってきた」「経済にとって健全な動き」と分析した。モリソン連邦首相も、「2都市の住宅価格高騰が債務増加を後押ししていた」「オーストラリア健全性規制庁(APRA)による、金利のみを支払うローンに対する規制などが価格抑制に功を奏した」と話した。

野党労働党は、“ネガティブ・ギアリングの撤廃とキャピタルゲイン税の増加が住宅価格を引き下げる”と提唱している。モリソン首相は、「労働党の提案は、多くの国民にとって最大の資産である家と蓄えに対し、深刻な結果をもたらす」と批判した。

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