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入店拒否は人種差別 3千ドル賠償命令

【メルボルン6日AAP】  VIC州の民事行政裁判所は6日、男性がナイトクラブの入店を拒否されたのは人種差別だとして、店側に賠償金3,000ドルの支払いを命じたことが分かった。複数の友人とナイトクラブを訪れた男性は、「アフリカ人の容姿」が入店拒否の理由と訴えていた。

 

VIC州民事行政裁判所によると、男性の友人のうち複数は質問されることもなく入店できたが、男性を含む3人が入店を拒否された。その後、衣服を着替えて2回目の入店を試みた際、男性だけが拒否されたという。その後、入店した友人から店内にいたほとんどの客が白人だったと知らされたという。

 

男性は「まるで自分の生い立ちが、友人より劣っているかのように扱われた」と述べ、「どこかへ隠れたい気分だった」と当時の心境を語った。同裁判所のバーナデット・スティール氏は、男性は「屈辱を受け、傷ついた」と述べ、ナイトクラブに賠償を命じた。

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