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豪国産チーズなど 今後表示不可に?

【キャンベラ13日AAP】   欧州連合(EU)はオーストラリアとの自由貿易協定で、オーストラリア産の食料品や飲料の名称変更を求めている。

EUは産地ブランドの保護を求めており、国内のフェタチーズ業者は“オーストラリアン・フェタ”に変更し、蒸留酒製造会社は表示に“スコッチ”を避けなければならない。モッツアレラチーズなど、欧州ブランドに酷似しないようパッケージを変更する必要も出てくる。

バーミンガム貿易相は13日、「オーストラリアの国益にかなわなければ、EUの提案を受け入れない」と述べた。政府は今後3か月、チーズなど影響を受けそうな業界と協議を行う。

SA州アデレード・ヒルのチーズ製造業Udder Delightsのシェリー・サリバンCEOは、「シャンペンと同じだ。最初は恐ろしく感じるが、いい結果になった」とコメントした。

酪農業評議会(ADIC)は、今後も乳製品を一般名で呼ぶよう主張している。

EUはオーストラリアの貿易相手国として第2位、輸出先としては第3位、サービス輸出市場としても第2位。顧客5憶人の可能性を持つ。

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