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インドからの豪人帰国禁止に懸念 人権委員会

【キャンベラ2日】   インドから帰国するオーストラリア人に対して、実刑判決や罰金が科せられることに人権委員会は「人権侵害に当たる可能性がある」として懸念を表した。

 

3日から、オーストラリアに到着予定日の過去14日間に遡ってインドに滞在していた人に対して、オーストラリアに入国した場合は5年の禁固刑と6万6600ドルの罰金が科せられることになる。

 

連邦政府は、オーストラリア国民の保健と検疫システムを守るために必要不可欠な方策であるとして断固たる意思を表している。

 

世界での1日当たりの新感染者が10日連続30万人以上だったのに対して、インドでは、先日1日の感染者数が10万人以上に上っているとの報告がある。

 

しかし、人権委員会は「インドから帰国するオーストラリア人への新たな非常措置は人権侵害の観点から懸念がある。政府は世論の理解を得るべき」と述べている。

 

連邦政府は、今月15日に連邦主席医務官からのアドバイスを受けて渡航禁止の再審議を行う予定。

 

ソース : news.com.au – Human Rights Commission concerned about India travel ban

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