【NSW26日】 NSW州シドニーで毎年、大晦日に開催される花火大会で、ノースシドニー市議会は観覧用の特別席を50ドルのチケット制で導入したい考えだ。週明けにも、この案について決定する見通しだ。
同市には、ブラッドフィールド・パーク、ラベンダー・ベイ、ブルーズ・ポイントという3つの有名な観覧スポットがある。毎年、花火を見るために何千人もの人が集まるが、新たな提案ではブルーズ・ポイントにチケット制を導入することで、関連費用の回収を図りたいとしている。
報告書にとると、同市議会は花火関連の予算が毎年108万6,000ドルに上る。チケット制を導入した場合、追加費として約9万5,000ドルが発生するが、1枚50ドルのチケットを8,000枚販売することで、40万ドルの回収につながり、市の実質的な支出は約78万1,000ドルにとどまる。市は現在、トイレやごみ箱の設置、観客や交通整理などにかかる費用を負担している。
報告書は、すべての観覧スポットを有料化し、「費用の完全回収」を目指すオプション1、ブルーズ・ポイントのみを有料化する「部分的な費用回収」を目指すオプション2、現状通り、「無料のアクセス」を継続するオプション3の3つのオプションを提示した上で、まずはオプション2を試験的に導入することを推奨している。
試験敵な導入の後、地域住民からのフィードバックに基づき、将来的にはチケット価格の変更、チケット制の範囲拡大と維持、すべての観覧スポットを無料アクセスとする従来のやり方に戻すことは可能だと指摘している。
ソース:news.com.au-North Sydney Council to debate ticketed access to three New Year’s Eve observation spots