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髄膜炎菌感染症が拡大の兆し NSW

【NSW25日】  NSW州保険省は25日、州内で髄膜炎菌感染症(Meningococcal)が急速に拡大しているとして、特に感染リスクの高い乳幼児から若年層で症状のサインを見逃さないよう呼びかけている。先週、20代の男性が死亡し、感染による死者は州内で2人となった。また、州内では今年に入って29人が髄膜炎感染症に感染したことが分かっている。

NSW州保健当局は、髄膜炎菌感染症は予防接種によって現在はあまり一般的ではなくなっているとした上で、通常は冬の終わりから春にかけて感染が増えると説明。過去5年間と比較しても、ここ最近のような増え方は珍しいとしている。特に、5歳~25歳の年齢で感染リスクが高くなっている。

政府系機関ヘルスプロテクションNSWのマクアナルティ事務局長は、「髄膜炎菌感染症の症状は急に表れて急激に悪化する」と述べ、感染が疑われる場合には、ただちに医者の診察を受けて欲しいと話した。特徴的な症状としては、非常に激しい理由の分からない手足の痛み、起きるのが困難、激しい頭痛、首のこりなどがあり、乳児では甲高い泣き声などがあるとしている。

 

ソース:news.com.au-Urgent health warning as meningococcal spreads in New South Wales

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