政治

シドニーメトロ コスト膨張で計画見直し

【NSW13日】  NSW州ミンズ首相は13日、シドニーで進んでいる鉄道計画「シドニー・メトロ」に関する複数のプロジェクトについて、コストが数十億ドル単位で膨張していることを受け、見直しを行うと発表した。ミンズ首相は、前政権が本当のコスト額を秘密にしていたと主張している。

NSW州のペロテ前政権は、鉄道計画のコスト総額を185億ドルとしていたが、労働党によると201億ドルに増加し、完工するにはさらに資金が必要となる可能性が出てきた。

ミンズ首相によると、計画は「問題に直面」しており「救援が必要」とした上で、「再び軌道に乗せる」ためには、計画の見直しが役に立つとの見方を示した。さらに、前政権を非難したり、見せしめにするようなことに興味はないと付け加えた。

計画の見直しは、インフラ・運輸・地域開発省で事務官を務めたマイク・マルダック氏やジョー・ヘイレン運輸相によって実施され、報告書をまとめる。ヘイレン運輸相は報告書が費用超過の“解決策”をみつけることにつながると考えを述べた。

同計画では、バンクスタウン線(T3)をメトロ用に改修することで、バンクスタウン~シデナム間の運行間隔を4分に短縮するほか、チャッツウッド~シデナム間にバランガルー駅やピットストリート駅を新たに設置する。

 

ソース:news.com.au-Review announced into Sydney metro projects after costs blowout

 

 

 

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