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「肉泥棒」 テクノロジーで取締り強化

【VIC9日】  国内では食肉の窃盗事件が昨年から85%増加していることが、小売犯罪インテリジェンス・プラットフォーム、オーラ―(Auror)による報告で分かった。ただ、新しいテクノロジーを使うことで万引きを見つけることは容易だとしている。

報告によると全国で食肉の盗難事件が6万7,000件発生し、種類別ではトップが牛肉、次いで鶏肉、羊肉、豚肉だった。

肉泥棒の検挙では、当局がCCTVと顔認証技術を使って追跡を行っている。スーパーチェーンのドレイク・スーパーマーケットのディレクター、ジョン・ポール・ドレイク氏は、警察に直接つながったソフトウェアにより、1万2,000ドル相当の食品を盗んだとされるある人物を監視していると語った。

報道番組「カレント・アフェア」では、万引き犯とされる男がクーラーバッグに高価な肉を詰め込み、会計を済ませることなくレジを通り過ぎる様子が放映された。この事件は同じ男がドレイクの店舗で行ったとされる27件の窃盗のうちの1件に過ぎないとみられている。

QUT大学のビジネス・スクールのゲーリー・モーティマー氏によれば、ヒレ肉は1枚80ドル~110ドルするため3枚か4枚で数百ドルの価値があるとし、「意図的な窃盗は犯罪組織によって組織化されることが多い」、「彼らは売りたい商品のリストを持っている」と話した。

 

ソース:news.com.au-‘Beef bandits’: Technology helping supermarkets crackdown on shoplifters

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