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留学生ら 労働党再選を歓迎

【ACT5日】   労働党の政権続投を受けて、国内の留学生らはソーシャルメディアで喜びを表した。留学生の労働の権利が増し、支援も増えると考える。

TikTok には「留学生にとって大きな安堵だ」「学生ビザ料金5,000ドルはなし、学生ビザ数の削減もなし、学生ビザ問題もなし」「誰もにとって素晴らしい知らせだ」と投稿され、喜びのダンスをする映像も上がった。

移民エージェントも「今すぐではないが、6か月後か1年後、留学生や移民にとって良い知らせになる」「労働党と留学生におめでとう」と投稿した。

今回の選挙キャンぺーン中、移民問題は大きなトピックとなった。特に、一時滞在ビザの大半を占める留学生に焦点が充てられた。今年2月のみで過去最多の留学生19万7,000人がオーストラリア入りした。

世界の総留学生640万人のうち、およそ10人中1人がオーストラリアで学ぶ。昨年は、人口のおよそ3パーセントに相当する留学生85万3,045人が国内で学んだ。出身国は中国(18万9,282人)、インド(13万9,038人)、ネパール(6万5,815人)の順に多い。

過去20年は、技術移民リストの職業コースを終了した学生に永住権の道が開かれると期待が高まった。2023年は調理師コースが最も人気が高く、4万5,250人が入学した。次にビジネスマネージメント(3万9,127人)が続き、大学のコースでも最も人気が高かった(2万2,069人)。

大敗した野党保守連合のダットン元党首は、深刻な住宅危機に対応するべく留学生数を大幅に削減すると公約した。ダットン氏の提案のもと、国内大学の損失は29憶ドルに上ると考えられた。

労働党政府も昨年、留学生上限の法制化を試みたが、野党らに阻止され、ビザ処理を遅らせる手段に出た。これにより、オーストラリア国立大(ANU)、シドニー工科大(UTS)、西シドニー大などですでに大幅に予算減を強いられ、職員も削減している。

ソース:news.com.au -‘Tighten your seatbelts’: International students celebrate Albo victory

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